お風呂がない別荘に五右衛門風呂(ドラム缶風呂)をDIY③(煙道DIY&試しに入浴)
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- 2020/09/13
- 18:00
気づけば、もう9月も中旬。
今年は新型コロナの影響もあって、例年以上に時間が経つのが早い気がします。
最初に緊急事態宣言が出されてから約半年が経過し、会社でもテレワークが働き方の1つとして定着してきました。
思えば半年前、緊急事態宣言下の出勤規制にほぼ強制的に導入されたテレワークですが(仕組みは以前からありましたが使っている人はかなり少なかったので)、今では当たり前のように30~40%くらいの人たちがテレワークをしています。
しかも、導入前はみんなが危惧していた生産性低下や企業収益への影響もそこまで大きく出ていない…
賢い人ほどやる前にリスクを考えて最初の一歩踏み出せなくなりがちですが、企業レベルでもまずは「やってみること」の必要性を改めて感じました(ただし、失敗してもダメージを受け止められる範囲で。が前提ですが)。
さて、今回は少し前にDIYしていたものの、記事にするのが遅くなっていた五右衛門風呂DIYの続きです。
以前は、炉の部分まで作り終えていました。
(前回の記事はこちらをクリック)

ということで、今回は「煙道」をDIYしていきたいと思います。
そもそも「煙道」とは何でしょうか?
そうです、読んで字のごとく、煙の通り道です。
なんで煙の通り道が必要なのでしょうか?
五右衛門風呂は皆さんご存知のとおり、風呂釜の下部で薪を炊いて直接風呂釜を温めてお湯を沸かす構造です。

これに煙道を付けると、高温の煙が風呂釜を包み込んでくれることで熱効率が上がり、沸きやすく、冷めにくいお風呂になるんです!

今回はさらにここに煙突を設置します。
ピザ窯の時にも「煙突効果」についてご説明しましたが、煙突設置によって薪が燃えやすくなり、炉や煙道がさらに高温になるという訳です。

それでは、まず眼鏡石を作っておきましょう。
煙突はホームセンターで直径106mmのエビ曲の煙突を購入。


さらにレンガ2段分のサイズに合うように木の枠を作り、

煙突を真ん中にセットして、いつものアサヒキャスターを流し込みます。


これで丸一日以上置けば、眼鏡石の完成です。

次に、炉の上にドラム缶を設置。

煙道が出来るように少し隙間を開けて、周りにレンガを敷き詰めていきます。
(写真に撮るのを忘れたのですが、炉の一番上の耐火煉瓦を1枚、半分にカットして、炉から煙道に煙が抜けるようにしています)

先ほどDIYした煙突も設置します。

1枚目は余った耐火レンガを使用しましたが、2段目からは、直接火が触れない場所&コスト削減のため赤レンガを使用しました。

赤レンガは約50個用意。
耐火レンガが1つ約200円なのに対して、赤レンガは約100円なので、約5,000円のコスト削減です。
赤レンガを積んで、モルタルで固定、積んで、モルタルで固定。


同じ作業の繰り返しです。

当初予定していたドラム缶の高さの1/3くらい積みあがりました。
ここで試しに、ひとっ風呂浴びてみたいと思います。
まずは川の水をポンプでくみ上げて

ドラム缶に入れていきます。

前のオーナーからずっと使っているものなので、かなり錆びて汚れが目立ちます。
水が半分弱まで入ったところで、炉に薪を投入して、火をつけます。


炉の高さを確保して、2段式にしているので、良く燃えます。
早速煙突からは煙がもくもく


炉の中に薪を適当に入れて、のんびり待つこと約30分。
ドラム缶内の様子を見てみます。

触ってみると、、、
熱い!
ちょうど良い湯加減です。
以前、ブロックの上にドラム缶を乗せて沸かしていた頃は、3時間近くかかっていましたが、
30分で沸くようになるとは!(前回は3月だったので川の水温の違いも大きいと思いますが)
まずは、簀の子をいれて

ザブーン!!
気持ちいいです!
川と緑を眺めながらのお風呂、最高です。

約10分ほど入っていましたが、炉の中に若干火が残っているためか、お湯がどんどん沸かされているような感じで、身体がポカポカです。
出た後の気持ちよすぎて、そのままリビングの絨毯の上でごろ寝。
山梨ならではの爽やかな風が心地よいです。
すぐ横に川があるので、冷水(川)と温水(五右衛門風呂)に交互に入る温冷交代浴をしても良さそうです!

さて、入浴が終わったら、使い終わったお湯をポンプで抜いていきます(火が残っていると空焚きになるので注意!)。

これで片付けおしまい!
と思ったら、(予想はしていましたが)お湯が少し残る…。
最終的に、ドラム缶を一度ひっくり返して、中の水を出すことになりました…。
本来の五右衛門風呂の浴槽であれば水抜栓がついていて水を抜くことが出来るのですが、ドラム缶なのでそこまでついておらず。
溶接などでつける水抜栓を付けるか、小さいポンプで最後まで水を抜けるようにするなどの方法もあるかなぁと思うのですが、
とりあえず、当面はこのまま行こう。
ここでひとつ朗報が!
五右衛門風呂の話を大阪に住む家族としていたら、ドラム缶を扱う仕事をしている父親から新缶のプレゼントが。
以前、通販サイトで調べたこともあるんですが、運送費用込みだと高額(2~3万円以上)で手が出なかったんです。
ありがたや!
後日別荘近くの運送業者まで取りに行きました。
青い塗装が緑の中で映えます。

内側が鉄ではなく、エポキシ樹脂塗装という樹脂になっていて錆びにくいそう。

炉の温度に耐えられるか?若干不安ですが…。
さて、次回は梯子と目隠しを付けて、五右衛門風呂がいよいよ完成します。
おしまい
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