絶品!庭の山椒を使った粉山椒の作り方&鶏つくねのレシピ
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- 2020/10/12
- 18:30
先日、東京都の狩猟免許(わな猟)を受験してきました。
詳細は、別途記事にしてご紹介したいと思いますが(無事合格していれば…)、
それにしても受験している人たちに若い人が多かった!
私の参加した会場では、銃、わな、網を合わせて、約100人ほど受験していたのですが、
半分以上は20代~40代くらいまでの人たち。
(これでも今年は、コロナの影響で受験者を抽選で絞って開催したとのことでした)
狩猟って、高齢化が進んで、担い手がいないイメージを持っていましたが、
興味を持っている若い人たち、結構多いですね!
都会に暮らす人たちの移住やデュアルライフがもっと進めば、仕事や趣味の1つとして、
農業や林業、狩猟など地方に眠っている産業の価値も見直されるのかもしれないなぁと思いました。
さて、今回ご紹介するのは粉山椒の作り方&それを使った鶏つくねのレシピ。
山椒と言えば、例年6-7月頃に実ができるので、

それを収穫して、

ちりめん山椒を作っています。

昨年は、この実が青い状態(実山椒といいます)で全て収穫してしまったのですが、
今年は、多少実を残して熟すのを待っていました。
参照の実が熟すとどんな色になるかというと…
こんな色になります!

すごい!真っ赤ですね。
モノによっては、表皮が弾けて、中の黒い種が出てきています。

ちなみに、熟した山椒の実を、初夏の「実山椒」に対して、「割山椒」といいます。
では、割山椒を収穫していきます。
弾ける前のものも収穫してしまって大丈夫です。

実山椒の時に多めに収穫したので、今回の収量はすくないですが、初めてなのでこれで十分。
収穫した割山椒は東京の自宅に持って帰りました。
持って帰った割山椒はまずは水で綺麗に洗います。
洗い終わったら、ザル(今回はタッパしかありませんでした)に入れて風通しの良い日の当たる場所で干します。
東京の自宅では、ベランダがすぐにホコリまみれになることが多いので、衛生上、仕方なく室内の窓際で乾燥させました。

この状態で約4日。
エアコンのドライを入れているせいか、乾燥が進み、収穫時には割れていなかったものも、大半が弾けました。

では、まずは粉山椒に使用する表皮部分と、使用しない種、茎に仕分けをしていきます。
ちりめん山椒づくりの時も実と茎を仕分けるのは大変でしたが、これも細かい作業で結構大変です。
ほんの少しだけ作業が進捗。

黙々と作業すること約10分。
収穫量が多くなかったので、意外と短時間で作業が終わりました。

さて、では表皮部分をすりつぶして粉にしていきます。
せっかくなら昔の道具を使おう!と思い、粉引き用の石臼を買おうか迷ったのですが、
さすがにこれだけのために買うのはもったいないと思いなおし、すり鉢&すりこ木を使って粉にしていきます。


早速、すりこ木でゴリゴリゴリ…

部屋の中いっぱいに山椒に香りが立ち込めます。
多少、粉になった気もしますが、これは気の長い作業になるぞ…

中をよく見ると、表皮の他に白い薄皮のようなものも入っています。
これは種の皮で、本来は取り除いた方が舌ざわりが良く、ピリピリ具合が強い粉山椒になるようですが、
取り除くのも手間だったので、そのままゴリゴリを続けます。
ゴリゴリすること、約20分ちょっと。
かなり粉になってきました。

種の皮はまだ残っていますが、表皮部分はほとんど粉になったように見えます。
多少、見栄えは悪いですが、とりあえず粉山椒はこれで完成にします。
続いて、作った粉山椒に合う「鶏つくね」を作っていきたいと思います。
材料は以下のとおりです。
〇材料(5~6個分)
鶏ひき肉 150g
玉ねぎ 100g
薄力粉 5g
クリームチーズ 15g
塩コショウ 少々
みりん 30cc
めんつゆ 60cc
お好みの野菜(今回はピーマン、マイタケ、ニンジン) お好みで
〇作り方
1.玉ねぎをみじん切りにして、耐熱皿に入れてラップをしたら電子レンジに2分かけます。
2.玉ねぎの粗熱を取ったら、鶏ひき肉、薄力粉、塩コショウとあわせて、良くこねます。
3.中にクリームチーズを入れて、成型したら弱火のフライパンでじっくり両面を焼きます。
4.お好みの野菜を入れて、さらに炒め野菜に火を通します。
5.野菜に火が通ったら、最後にみりん→めんつゆの順番に入れ、水分がなくなる直前まで炒めて完成です。
お昼ご飯でお腹が減っていたので、途中の写真は撮り忘れました…すいません!
出来上がりはこんな感じ!
ご飯とひじきの煮物も添えて美味しそうなお昼ご飯です。

これに先ほど作った粉山椒を振りかけます。

振りかけるだけで、山椒のいい香りが漂います。
では、いただきまーす!
美味しい!
照り焼き風のタレにしつこさを粉山椒が良い感じに引き締めてくれています。
市販で売られているものよりも、香りはしっかりしつつも、ピリピリはそこまで強くないので、
料理の味を壊すことなく、とても良い引き立て役となってくれています。
時間かけて作った甲斐がありました!
残った分は、瓶に入れて保管しておきます。


あれだけ頑張って収穫&仕分け&擦ってこの量…
この粉山椒を100円台で売っている食品メーカーさん、本当にすごいっす!
生産性では、食品メーカーさんに敵いませんが、作る過程も含めてとっても楽しめました。
まだまだ、粉山椒は残っているので、明日は粉山椒を使う別の料理にチャレンジしよう!
おしまい
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