デュアルライフで週末養蜂を始めよう!コストを抑えた日本ミツバチ用重箱式巣箱をDIY
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- 2021/04/21
- 22:00
こんにちは!
まだまだ、修理や改善するところの多い山梨の家ですが、
・古民家物件をリノベーションをしたい!
・そこを友人たちとのコワーキングスペース&地元の方とのコミュニティスペースにしたい!
との想いが抑えきれず、パンダ♀に怒られながらも、山梨県内に格安の古民家を探しています。

※写真は以前訪れた長野の奈良井宿の写真。やっぱり古民家っていいなぁ!
具体的には、空き家バンクに登録されている物件やインターネットの不動産仲介サイトに掲載されている物件を見に行ったりしているのですが、パンダ♂の求める「伝統構法で」、「安くて(〜400万円)」、「状態が悪くない(少なくとも屋根と骨組みはしっかりしている)」希望の古民家は見つけられず(条件が厳しすぎるのか)…
そんな古民家探しをたまーにSNSで発信していると、実際に山梨県内で古民家リノベーションをされている方から、「一度見学に来ない?」とお誘いをいただき、先日見学にお伺いしました!
その方は東京と山梨のデュアルライフをしながら、古民家リノベーションを半分大工さん、半分ご自分でDIYされています。
行ってみた感想は…
まずは、相手の方が良い方でとっても楽しかった!
さらに、この状態の古民家でこれくらい手間・コストがかかるということがイメージでき、大変勉強になりました。
パンダ♀は、その方が古民家周辺の地域の方と交流されているのが印象に残ったようで、私達ももっと交流していきたいな…といっていました(なんせ、今の山梨の家は周りに木と川しかないほとんどポツンと一軒家なので…)。
他にも、地域で移住やデュアルライフをされている方の情報を教えていただいたり、「これからも何かあったら相談して」と言葉をかけていただいたりで、至れり尽くせりのご対応をしていただきました。
僕たちに特別な技術はないですが、こちらも労働力としてDIYのお手伝いくらいならさせていただきます(笑)
足元は自由に人と会うのも難しい環境ですが、このようなデュアラーの方との交流ももっと増やしていきたいなぁと改めて思いました!
さて、今回はデュアルライフととっても相性が良い、日本ミツバチによる週末養蜂についてご紹介します!
皆さん、養蜂って聞くとどんなイメージがありますか?
ハチに刺されそうで怖い
花畑の近くじゃないとできない
専門の知識・技術が必要
手間がかかりそう
などなど、人によって様々かと思います。
実は、日本で養蜂をするにあたって、飼育するミツバチは2種類存在します。
1つは西洋ミツバチ。
みなさんが普段食べているハチミツはほとんどこの西洋ミツバチのハチミツです。
というのも、この西洋ミツバチを使った養蜂は、次にご紹介する日本ミツバチと比べて、取れるハチミツの量が多い。
ということで、養蜂家がビジネスでやっている際のハチは西洋ミツバチ。
一方で、もう1種類、日本の在来種であるミツバチがいます。
それが日本ミツバチ。
上でもご紹介した通り、西洋ミツバチと比べると収量が少ない日本ミツバチですが、メリットは管理の手間があまりかからないこと。
巣を作り始めると、週末だけ様子を見て、簡単な掃除をしてあげるだけで良いんです。
それって、週末メインで過ごすデュアルライフとピッタリ!
毎朝にヨーグルトを食べるうちの家庭に自家製ハチミツが加われば、さらに食が充実すること間違いなし!
まだ何も始めていないのに楽しみで仕方ない。
ということで、早速養蜂を始めます!
○目次
1.養蜂に適した場所とは?山梨の家で出来るの?
2.養蜂を始めるのに適した時期は?
3.巣箱をDIY①(設計図)
4.巣箱をDIY②(準備するもの】
5.巣箱をDIY③(実際に作ってみた)
6.巣箱をDIY④(ハチの誘引方法)
1.養蜂に適した場所とは?山梨の家で出来るの?
養蜂をやりたい!ということは決まったものの、そもそも周りを杉の木と川に囲まれた山の中の家で、養蜂なんて出来るのでしょうか?

結論からいうと、最適な環境とは言えないものの出来ます!
ミツバチが巣に集めた花の蜜が、ハチミツの原料になっていることから、養蜂=花畑のイメージがあるかもしれませんが、実はミツバチの行動範囲は1〜2kmと広く、すぐ近くに花がなくても大丈夫なんです。
パンダ夫婦の山梨の家も1km走れば、最寄りの集落まで出ることができ、そこにはお花もたくさんあるので、ミツバチたちの頑張り次第では、ハチミツも出来なくはないのです。
最近は、日本で最も地価が高いことで有名な銀座の真ん中で養蜂をする「銀座ミツバチのプロジェクト」なんて活動もあるくらいです。
↓詳細はこちらをクリック。
gin-pachi.jp/
2.養蜂を始めるのに適した時期は?
養蜂を始めるにあたって適した時期はあるのでしょうか?
養蜂を始めるためには、巣箱を用意して、その巣箱でミツバチに巣を作ってもらう必要があります。
その巣箱にミツバチを呼ぶ方法が2つあります。
1つ目は、ミツバチを購入して巣箱に入れる方法。
2つ目は、ミツバチを捕まえて巣箱に入れる方法。
3つ目は、ミツバチが住みやすい巣箱を作って、ミツバチが入ってくれるのを待つ方法です。
1つ目のミツバチを買ってくる方法であれば、あまり時期は意識しなくてもOK。
2つ目のミツバチを捕まえる方法は、ミツバチの行動が活発になる春〜が適しています。
3つ目のミツバチが入ってくれるのを待つ方法の場合、時期が一番大事になります。
ミツバチは、春〜梅雨時期にかけて分蜂といって、巣のお引越しをします。
軒先などに何百匹ものミツバチが集まっているのを見られたことがある方もいらっしゃるかもしれませんが、それが分蜂です。

通常、ミツバチの巣は、1匹の女王バチと大勢の働きバチで構成されていますが、新たに女王バチが生まれたときに、分蜂をして、元々いる女王バチが働きバチを連れて新しい巣を探します。
パンダ夫婦の養蜂は、一番お金と手間がかからないミツバチが入ってくれるのを待つ方法にするので、この時期を逃せません。
分蜂は通常、桜の咲く時期から1ヶ月程度で最も活発になりますので、山梨では3月下旬には巣箱を準備して、分蜂に向けて、準備万端の状態を整えて置きたいところです。
3.巣箱をDIY①(設計図)
養蜂のことが少しずつわかってきたところで、巣箱を用意しましょう!
パンダ夫婦は、コスト削減のためDIYで準備することにします。
まずは、DIYする巣箱の設計図を作成。
今回は、コストが安く、日本ミツバチに適した重箱式巣箱を作ります。
巣箱を正面&横から見た設計図です。


5段目は、取外し可能な底板を差し込めるようにしておきます。

一旦使うことを頭でイメージしながら使いやすそうなものを作ってみましたが、今後も試行錯誤しながら、自分の使いやすいものに変えていきたいと思います。
4.巣箱をDIY②(準備するもの】
続いて準備するものです。
○準備するもの
・杉板野地板 12mm×120mm×1,820mm…6枚
・板(針葉樹合板等…1枚(今回は家にあった廃材を利用)
・トタン波板…1枚
・金網(BBQ用の網)…1枚
・釘20mm程度…適量
・コーススレッドビス38mm程度…適量
・ミツロウ…300g(うち使ったのは50g程度)

3つ。
これが上から4段目の箱です。

2〜4段目の箱には、ミツバチが巣を作りやすいように、丸棒を交差する形で取り付けます。
向かい合う辺の真ん中にインパクトドライバーで6mmの穴を開けて、

丸棒を挿入。

余ったところは、ノコギリでカットします。


同じ要領で丸棒が交差するように取り付けますが、この際に丸棒同士がぶつからないように上下の位置は多少ズラしてください。

同じ要領で1つ。

2つ。

3つ。

続いて、5段目ですが、これには蝶番と取っ手を取り付けます。
この箱は一番下なので、ミツバチが住み始めたら、この扉から巣箱の掃除をします。

扉の下のほうが空いているのは、底板を入れるため。
最後に一番上の箱を作ります。
こちらも箱を作るところまでは他の段と同じ。

箱が出来上がったら、ミツバチが巣を作りやすくするため、一番上に網を取り付けます。
今回は、以前百均で購入したBBQ用の網が余っていたので、それをビスで固定しました。

最後に、天井板&底板と

トタン波板をカットしたら

これで、ほとんど完成です!

6.巣箱をDIY④(ハチの誘引方法)
巣箱が出来上がったら、次にミツバチに入ってもらう(誘引といいます)ための仕掛けを2つします。
1つ目は出来上がった巣箱をバーナーで焼くこと。

ミツバチは新しい木材や接着剤の臭いを嫌うため、表面を焼くことでこの臭いを消してしまいます。

もう1つは、巣箱の内側にミツロウ(蜜蝋)塗っていくこと。
ミツロウとは、ミツバチの巣の材料のこと。
ワックス等にも使われることから、蜜蜂の巣を鍋で温めて溶かすことで抽出し、一般的にも売られているものです。
ミツバチは、かつてミツバチの巣があった場所に、また巣を作る習性があることから、ミツロウが塗ってあると、ミツバチが入ってくれる可能性がぐんと高まります。
ミツロウは、日本ミツバチのものが必要(西洋ミツバチのミツロウでは効果がありません)ですが、意外と高価。
今回はメルカリで格安(約300gで1,500円(送料込み))で販売されていたのでそれを購入。

ミツロウは融点が約60度なので、離れ小屋の囲炉裏の炭火で温めながら、


塗った後です。

表面が、溶けたミツロウが固まり、ザラザラしていることがよくわかります。

では、実際に屋外にセットします。

ミツバチの侵入経路側は5m以内に障害物があると、ミツバチ集まりにくいとのことだったので、開けている場所を用意しました。

この他にも、ミツバチが好むキンリョウヘンという花を巣箱近くに置いたり、キンリョウヘンと同じような成分でミツバチが寄ってくる「待ち箱ルアー」など、誘引する方法はありますが、手間やコストがそれなりにかかるので、今年は一旦これらは行わずにミツバチさんの入居を待ってみようと思います。
ここ最近、山梨でも暖かくなってきて、本格的にミツバチの分蜂も始める予感。
パンダ夫婦手作りの優良物件にミツバチさんに入居してもらえるか、楽しみに毎週観察を続けたいと思います!
おしまい
まだまだ、修理や改善するところの多い山梨の家ですが、
・古民家物件をリノベーションをしたい!
・そこを友人たちとのコワーキングスペース&地元の方とのコミュニティスペースにしたい!
との想いが抑えきれず、パンダ♀に怒られながらも、山梨県内に格安の古民家を探しています。

※写真は以前訪れた長野の奈良井宿の写真。やっぱり古民家っていいなぁ!
具体的には、空き家バンクに登録されている物件やインターネットの不動産仲介サイトに掲載されている物件を見に行ったりしているのですが、パンダ♂の求める「伝統構法で」、「安くて(〜400万円)」、「状態が悪くない(少なくとも屋根と骨組みはしっかりしている)」希望の古民家は見つけられず(条件が厳しすぎるのか)…
そんな古民家探しをたまーにSNSで発信していると、実際に山梨県内で古民家リノベーションをされている方から、「一度見学に来ない?」とお誘いをいただき、先日見学にお伺いしました!
その方は東京と山梨のデュアルライフをしながら、古民家リノベーションを半分大工さん、半分ご自分でDIYされています。
行ってみた感想は…
まずは、相手の方が良い方でとっても楽しかった!
さらに、この状態の古民家でこれくらい手間・コストがかかるということがイメージでき、大変勉強になりました。
パンダ♀は、その方が古民家周辺の地域の方と交流されているのが印象に残ったようで、私達ももっと交流していきたいな…といっていました(なんせ、今の山梨の家は周りに木と川しかないほとんどポツンと一軒家なので…)。
他にも、地域で移住やデュアルライフをされている方の情報を教えていただいたり、「これからも何かあったら相談して」と言葉をかけていただいたりで、至れり尽くせりのご対応をしていただきました。
僕たちに特別な技術はないですが、こちらも労働力としてDIYのお手伝いくらいならさせていただきます(笑)
足元は自由に人と会うのも難しい環境ですが、このようなデュアラーの方との交流ももっと増やしていきたいなぁと改めて思いました!
さて、今回はデュアルライフととっても相性が良い、日本ミツバチによる週末養蜂についてご紹介します!
皆さん、養蜂って聞くとどんなイメージがありますか?
ハチに刺されそうで怖い
花畑の近くじゃないとできない
専門の知識・技術が必要
手間がかかりそう
などなど、人によって様々かと思います。
実は、日本で養蜂をするにあたって、飼育するミツバチは2種類存在します。
1つは西洋ミツバチ。
みなさんが普段食べているハチミツはほとんどこの西洋ミツバチのハチミツです。
というのも、この西洋ミツバチを使った養蜂は、次にご紹介する日本ミツバチと比べて、取れるハチミツの量が多い。
ということで、養蜂家がビジネスでやっている際のハチは西洋ミツバチ。
一方で、もう1種類、日本の在来種であるミツバチがいます。
それが日本ミツバチ。
上でもご紹介した通り、西洋ミツバチと比べると収量が少ない日本ミツバチですが、メリットは管理の手間があまりかからないこと。
巣を作り始めると、週末だけ様子を見て、簡単な掃除をしてあげるだけで良いんです。
それって、週末メインで過ごすデュアルライフとピッタリ!
毎朝にヨーグルトを食べるうちの家庭に自家製ハチミツが加われば、さらに食が充実すること間違いなし!
まだ何も始めていないのに楽しみで仕方ない。
ということで、早速養蜂を始めます!
○目次
1.養蜂に適した場所とは?山梨の家で出来るの?
2.養蜂を始めるのに適した時期は?
3.巣箱をDIY①(設計図)
4.巣箱をDIY②(準備するもの】
5.巣箱をDIY③(実際に作ってみた)
6.巣箱をDIY④(ハチの誘引方法)
1.養蜂に適した場所とは?山梨の家で出来るの?
養蜂をやりたい!ということは決まったものの、そもそも周りを杉の木と川に囲まれた山の中の家で、養蜂なんて出来るのでしょうか?

結論からいうと、最適な環境とは言えないものの出来ます!
ミツバチが巣に集めた花の蜜が、ハチミツの原料になっていることから、養蜂=花畑のイメージがあるかもしれませんが、実はミツバチの行動範囲は1〜2kmと広く、すぐ近くに花がなくても大丈夫なんです。
パンダ夫婦の山梨の家も1km走れば、最寄りの集落まで出ることができ、そこにはお花もたくさんあるので、ミツバチたちの頑張り次第では、ハチミツも出来なくはないのです。
最近は、日本で最も地価が高いことで有名な銀座の真ん中で養蜂をする「銀座ミツバチのプロジェクト」なんて活動もあるくらいです。
↓詳細はこちらをクリック。
gin-pachi.jp/
2.養蜂を始めるのに適した時期は?
養蜂を始めるにあたって適した時期はあるのでしょうか?
養蜂を始めるためには、巣箱を用意して、その巣箱でミツバチに巣を作ってもらう必要があります。
その巣箱にミツバチを呼ぶ方法が2つあります。
1つ目は、ミツバチを購入して巣箱に入れる方法。
2つ目は、ミツバチを捕まえて巣箱に入れる方法。
3つ目は、ミツバチが住みやすい巣箱を作って、ミツバチが入ってくれるのを待つ方法です。
1つ目のミツバチを買ってくる方法であれば、あまり時期は意識しなくてもOK。
2つ目のミツバチを捕まえる方法は、ミツバチの行動が活発になる春〜が適しています。
3つ目のミツバチが入ってくれるのを待つ方法の場合、時期が一番大事になります。
ミツバチは、春〜梅雨時期にかけて分蜂といって、巣のお引越しをします。
軒先などに何百匹ものミツバチが集まっているのを見られたことがある方もいらっしゃるかもしれませんが、それが分蜂です。

通常、ミツバチの巣は、1匹の女王バチと大勢の働きバチで構成されていますが、新たに女王バチが生まれたときに、分蜂をして、元々いる女王バチが働きバチを連れて新しい巣を探します。
パンダ夫婦の養蜂は、一番お金と手間がかからないミツバチが入ってくれるのを待つ方法にするので、この時期を逃せません。
分蜂は通常、桜の咲く時期から1ヶ月程度で最も活発になりますので、山梨では3月下旬には巣箱を準備して、分蜂に向けて、準備万端の状態を整えて置きたいところです。
3.巣箱をDIY①(設計図)
養蜂のことが少しずつわかってきたところで、巣箱を用意しましょう!
パンダ夫婦は、コスト削減のためDIYで準備することにします。
まずは、DIYする巣箱の設計図を作成。
今回は、コストが安く、日本ミツバチに適した重箱式巣箱を作ります。
巣箱を正面&横から見た設計図です。

4段目は、ミツバチの出入口。
全部で5段の巣箱で上から1段目〜4段目はミツバチが巣を作りやすいように、ネットや丸棒を差し込んでいます。

5段目は、取外し可能な底板を差し込めるようにしておきます。

一旦使うことを頭でイメージしながら使いやすそうなものを作ってみましたが、今後も試行錯誤しながら、自分の使いやすいものに変えていきたいと思います。
4.巣箱をDIY②(準備するもの】
続いて準備するものです。
○準備するもの
・杉板野地板 12mm×120mm×1,820mm…6枚
・板(針葉樹合板等…1枚(今回は家にあった廃材を利用)
・トタン波板…1枚
・金網(BBQ用の網)…1枚
・釘20mm程度…適量
・コーススレッドビス38mm程度…適量
・ミツロウ…300g(うち使ったのは50g程度)
工具は電動丸ノコ、金づち、インパクトドライバー、ジグソー、ディスクグラインダー、ガスバーナーを使用しました。



総額は約3,500円でした。
巣箱の材料は一般的に杉板を使うことが多いです。
また、山梨のような比較的冷涼な地域では、寒さでミツバチが死んでしまわないように20-35mmの厚めの杉板を使うことが多いのですが、ホームセンターで厚めの杉板は高い!
そこで、約半額で手に入る厚さ12mmの杉の野地板を2枚重ねることで厚みを出すことにしました。
多少DIYで加工しにくくなりますが、これでコストはグッと抑えられます。
5.巣箱をDIY③(実際に作ってみた)
さて、ではDIYを始めます。
まずは、電動丸ノコを使って杉の野地板を7等分にカット。

カットした野地板は2枚重ねて

釘で四隅を固定します。

出来ました!

これで12mmの野地板が24mmに野地板に大変身。
同じ要領で24mmの野地板を4枚作ります。

さて、いよいよ箱に組み立てます。
以下写真のとおり、4枚を互い違いに並べたら、

コーススレッドビスを使って固定。

このときにさっき固定した釘とバッティングしないように気をつけましょう。
これでガッチリ固定されました!
同じものを1つ(上から2段めの箱)

2つ(上から3段目の箱)

3つ目は、箱を作るところまでは同じですが、ジグソーを使って、ミツバチの出入口を開けてあげます。




総額は約3,500円でした。
巣箱の材料は一般的に杉板を使うことが多いです。
また、山梨のような比較的冷涼な地域では、寒さでミツバチが死んでしまわないように20-35mmの厚めの杉板を使うことが多いのですが、ホームセンターで厚めの杉板は高い!
そこで、約半額で手に入る厚さ12mmの杉の野地板を2枚重ねることで厚みを出すことにしました。
多少DIYで加工しにくくなりますが、これでコストはグッと抑えられます。
5.巣箱をDIY③(実際に作ってみた)
さて、ではDIYを始めます。
まずは、電動丸ノコを使って杉の野地板を7等分にカット。

カットした野地板は2枚重ねて

釘で四隅を固定します。

出来ました!

これで12mmの野地板が24mmに野地板に大変身。
同じ要領で24mmの野地板を4枚作ります。

さて、いよいよ箱に組み立てます。
以下写真のとおり、4枚を互い違いに並べたら、

コーススレッドビスを使って固定。

このときにさっき固定した釘とバッティングしないように気をつけましょう。
これでガッチリ固定されました!
同じものを1つ(上から2段めの箱)

2つ(上から3段目の箱)

3つ目は、箱を作るところまでは同じですが、ジグソーを使って、ミツバチの出入口を開けてあげます。


3つ。
これが上から4段目の箱です。

2〜4段目の箱には、ミツバチが巣を作りやすいように、丸棒を交差する形で取り付けます。
向かい合う辺の真ん中にインパクトドライバーで6mmの穴を開けて、

丸棒を挿入。

余ったところは、ノコギリでカットします。


同じ要領で丸棒が交差するように取り付けますが、この際に丸棒同士がぶつからないように上下の位置は多少ズラしてください。

同じ要領で1つ。

2つ。

3つ。

続いて、5段目ですが、これには蝶番と取っ手を取り付けます。
この箱は一番下なので、ミツバチが住み始めたら、この扉から巣箱の掃除をします。

扉の下のほうが空いているのは、底板を入れるため。
最後に一番上の箱を作ります。
こちらも箱を作るところまでは他の段と同じ。

箱が出来上がったら、ミツバチが巣を作りやすくするため、一番上に網を取り付けます。
今回は、以前百均で購入したBBQ用の網が余っていたので、それをビスで固定しました。

最後に、天井板&底板と

トタン波板をカットしたら

これで、ほとんど完成です!

6.巣箱をDIY④(ハチの誘引方法)
巣箱が出来上がったら、次にミツバチに入ってもらう(誘引といいます)ための仕掛けを2つします。
1つ目は出来上がった巣箱をバーナーで焼くこと。

ミツバチは新しい木材や接着剤の臭いを嫌うため、表面を焼くことでこの臭いを消してしまいます。

もう1つは、巣箱の内側にミツロウ(蜜蝋)塗っていくこと。
ミツロウとは、ミツバチの巣の材料のこと。
ワックス等にも使われることから、蜜蜂の巣を鍋で温めて溶かすことで抽出し、一般的にも売られているものです。
ミツバチは、かつてミツバチの巣があった場所に、また巣を作る習性があることから、ミツロウが塗ってあると、ミツバチが入ってくれる可能性がぐんと高まります。
ミツロウは、日本ミツバチのものが必要(西洋ミツバチのミツロウでは効果がありません)ですが、意外と高価。
今回はメルカリで格安(約300gで1,500円(送料込み))で販売されていたのでそれを購入。

ミツロウは融点が約60度なので、離れ小屋の囲炉裏の炭火で温めながら、


塗った後です。

表面が、溶けたミツロウが固まり、ザラザラしていることがよくわかります。

では、実際に屋外にセットします。

ミツバチの侵入経路側は5m以内に障害物があると、ミツバチ集まりにくいとのことだったので、開けている場所を用意しました。

この他にも、ミツバチが好むキンリョウヘンという花を巣箱近くに置いたり、キンリョウヘンと同じような成分でミツバチが寄ってくる「待ち箱ルアー」など、誘引する方法はありますが、手間やコストがそれなりにかかるので、今年は一旦これらは行わずにミツバチさんの入居を待ってみようと思います。
ここ最近、山梨でも暖かくなってきて、本格的にミツバチの分蜂も始める予感。
パンダ夫婦手作りの優良物件にミツバチさんに入居してもらえるか、楽しみに毎週観察を続けたいと思います!
おしまい
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