山梨では常識!レトロな製麺機をレストアしてうどん作り②(レストア・分解編)
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- 2021/05/22
- 12:00
こんにちは!
段々と暖かくなってきて、山梨の家の庭の緑もニョキニョキ。
2年前に植えて虫に葉っぱを食べられて枝だけになっていたブラックベリーは花を咲かせ、

北海道に住んでいるパンダ♀のお父さんが持ってきてくれたホースラディッシュ(西洋わさび)は葉っぱを伸ばし、

日陰でも育つ植物を育てようと思って植えた大葉やクレソン、みつばは芽を出し始めました!

去年は、梅雨が長くて根が腐って枯れてしまったり、虫に全部食べられてしまったりと、なかなかうまくいきませんでしたが、今年こそは収穫できるように頑張って育てていきたいと思います。
新緑と合わせて、虫も少しずつ増え始め…
ストーブをしまったばかりの山梨の家では、梅雨を前にもう蚊取り線香が登場しています!
さて、今回は前々回ご紹介した「レトロな製麺機でのうどん作り」の続きです。
前回、4,000円で購入した錆だらけ、汚れだらけの製麺機を、レストア(きれいにして元通り使えるようにすること)する方法をご紹介させていただきます。
○目次
1.分解する(2時間)
2.洗浄する・乾燥する(8時間)→ドライヤーで乾燥させれば約2時間
3.組み立てる(0.5時間)
4.うどんを作ってみる(1時間)
レストアからうどん完成まで約11.5時間。
一番時間がかかる乾燥は夜寝ている間に乾いてくれるので、土曜日の午後作業を始めれば、日曜日のランチは美味しいうどんを食べることが出来ると思います(製麺機の錆の状況等にもよりますが…】
それぞれ、かなり細かく説明する分、結構なボリュームがあるので、今回は分解、次回は洗浄&組み立て、最後にうどん作りと記事を3回に分けさせていただきます。
では、早速始めましょう!
1.分解する
まずは、分解から。
レストアの分解、洗浄、組み立ての3つの作業の中で一番手こずったのがこの分解。
この時点では製麺機の構造が十分理解できていなかったので、あーでもないこーでもないと手戻りの時間がかかってしまいました。
これが購入したときの状態です。



ハンドルやローラーの切り替えは何とか出来ましたが、見てのとおり錆がヒドイ状態【まぁ4,000円だから仕方ないよね…)。
まずは準備するものから。

写真の左側から順番に、
・ペンチ(ラジオペンチでも代替可能)
・プライヤー(ラジオペンチでも代替可能)
・ドライバー(マイナス)
・精密ドライバー(マイナス)
・モンキーレンチ
・金づち
工具は、100均に売っているような安いものでも十分です。
では最初に、底の部分についている木の板をモンキーレンチとマイナスドライバーで外します。

通常は、ボルト側をマイナスドライバーで固定しながら、ナット側をモンキーレンチで回せば外れるはずなのですが…一部錆が酷くて溝がなくなってしまっていたので…

無理やり引き抜きました!

これで木の板が外れました。

ボルト&ナットはこんなにもサビサビ!

木の板は、かなり劣化が進んでいたので、再利用せずに薪にしてしまいます。
続いて、溝なしローラーの下にあるボルトをモンキーレンチで外して、

ハンドル&溝ありローラー側(左)と、溝なしローラー側(右)の2つに分けます。

では、まずはハンドル&溝ありローラーの方から分解します(最 後はバラバラに出来ればOKなのでどちらからやってもOKです)。

ローラーの左右に挟んである木のプレートを取り外します。

側面に小さなネジが売ってあるので、精密ドライバーで外します。


すると木のプレートが外れました。

次にローラーを裏返して、溝がちょうどハマるように取り付けられている櫛を外します。

こちらはマイナスドライバーでネジを外すだけで簡単に外れます。

次にハンドルに付いているネジを外します。

これは手で回すと簡単に外れると思います。
ハンドルも一緒に外しちゃいます。

かなりシンプルになってきました。
次に側面についている小さな歯車を外します。


ピンが錆びて折れないか心配でしたが、無事に外すことが出来ました。

それにしても錆がすごい!

次に反対側の歯車も外します。
歯車の中心がピンが入っているのですが、

歯車を少しスライドさせると、

このように出てくるので、ペンチで引き抜けばOKです。

これで歯車を軸棒から外すことが出来ます。

もう1つも同じ要領で外します。

途中歯車やピン、軸棒が錆びて、動かなくなってしまっている場合は、無理やり動かさずに、KURE5-56をスプレーして、10分くらいそのままにしておきましょう。

びっくりするほど効果抜群です!
これで軸棒に付いているのは溝ありローラーだけになりました。

これで簡単に抜けるか?
と思ったらまだ抜けません。
よくよく見ると

こんなところに先程と同じ固定用のピンが隠れていました。

隙間がタイトでペンチが入らなかったので、フライヤーを使って外しました。
錆がひどい場合、このピンがなかなか顔を出してくれない場合も多いのですが、その場合は軸棒を金づちで軽く叩いて上げましょう(あくまで軽くです)。
この2本のピンを取ることができれば、全てバラバラにできちゃいます。

バラバラー。

では、続いて軸なしローラー側です。
まずはローラー上部についているネジをマイナスドライバーで外します。

上の部分だけ外れます。

汚れてはいますが、ローラーはまだまだキレイ!

先ほどと同じようにローラー左右についている木のプレートを外します。


外れました。

大きい歯車の真ん中についているピンを外して、

大きい歯車を取り外します。

大きい歯車を外したところの軸棒を少しズラすと、ピンがヒョッコリと顔を出しますので、これを抜きます。

ここでローラーの裏側(下側)についているカバーを外しておきましょう。

ネジを外せばすぐに外れます。

次に、大きい歯車とは反対側に付いている2つの小さい歯車を外します。

これは、溝ありローラーの時と同じく、歯車の真ん中にピンが隠れているので
KURE5-56をスプレーしてから、軸棒をスライドさせます。
顔を出したピンをペンチで取り外し。

さらに、溝なしローラーに隠れているピンを外すと


ローラーと軸棒がバラバラに。

最後にローラー横についているネジと

バネで固定されている部品を外すと、

これでようやくすべてがバラバラに。
バラバラバラバラー。

組み立てるときにわからなくなったら困るので、外した部品ごとのグループでまとめて、写真を撮っておきました。
(よっぽど丁寧に1つずつ洗浄しない限りは)洗浄するときにごちゃまぜになってしまいますが、ここで一度撮影しておくと、後から振り返ることができます。
さて、おそらくレストラする人にしか役に立たないかなりマニアックな内容でしたが、長くなってきましたので今回はここまでにさせてください。
次回はレストアの後半編として、洗浄方法と組み立て方法について詳しくご説明します!
おしまい
段々と暖かくなってきて、山梨の家の庭の緑もニョキニョキ。
2年前に植えて虫に葉っぱを食べられて枝だけになっていたブラックベリーは花を咲かせ、

北海道に住んでいるパンダ♀のお父さんが持ってきてくれたホースラディッシュ(西洋わさび)は葉っぱを伸ばし、

日陰でも育つ植物を育てようと思って植えた大葉やクレソン、みつばは芽を出し始めました!

去年は、梅雨が長くて根が腐って枯れてしまったり、虫に全部食べられてしまったりと、なかなかうまくいきませんでしたが、今年こそは収穫できるように頑張って育てていきたいと思います。
新緑と合わせて、虫も少しずつ増え始め…
ストーブをしまったばかりの山梨の家では、梅雨を前にもう蚊取り線香が登場しています!
さて、今回は前々回ご紹介した「レトロな製麺機でのうどん作り」の続きです。
前回、4,000円で購入した錆だらけ、汚れだらけの製麺機を、レストア(きれいにして元通り使えるようにすること)する方法をご紹介させていただきます。
○目次
1.分解する(2時間)
2.洗浄する・乾燥する(8時間)→ドライヤーで乾燥させれば約2時間
3.組み立てる(0.5時間)
4.うどんを作ってみる(1時間)
レストアからうどん完成まで約11.5時間。
一番時間がかかる乾燥は夜寝ている間に乾いてくれるので、土曜日の午後作業を始めれば、日曜日のランチは美味しいうどんを食べることが出来ると思います(製麺機の錆の状況等にもよりますが…】
それぞれ、かなり細かく説明する分、結構なボリュームがあるので、今回は分解、次回は洗浄&組み立て、最後にうどん作りと記事を3回に分けさせていただきます。
では、早速始めましょう!
1.分解する
まずは、分解から。
レストアの分解、洗浄、組み立ての3つの作業の中で一番手こずったのがこの分解。
この時点では製麺機の構造が十分理解できていなかったので、あーでもないこーでもないと手戻りの時間がかかってしまいました。
これが購入したときの状態です。



ハンドルやローラーの切り替えは何とか出来ましたが、見てのとおり錆がヒドイ状態【まぁ4,000円だから仕方ないよね…)。
まずは準備するものから。

写真の左側から順番に、
・ペンチ(ラジオペンチでも代替可能)
・プライヤー(ラジオペンチでも代替可能)
・ドライバー(マイナス)
・精密ドライバー(マイナス)
・モンキーレンチ
・金づち
工具は、100均に売っているような安いものでも十分です。
では最初に、底の部分についている木の板をモンキーレンチとマイナスドライバーで外します。

通常は、ボルト側をマイナスドライバーで固定しながら、ナット側をモンキーレンチで回せば外れるはずなのですが…一部錆が酷くて溝がなくなってしまっていたので…

無理やり引き抜きました!

これで木の板が外れました。

ボルト&ナットはこんなにもサビサビ!

木の板は、かなり劣化が進んでいたので、再利用せずに薪にしてしまいます。
続いて、溝なしローラーの下にあるボルトをモンキーレンチで外して、

ハンドル&溝ありローラー側(左)と、溝なしローラー側(右)の2つに分けます。

では、まずはハンドル&溝ありローラーの方から分解します(最 後はバラバラに出来ればOKなのでどちらからやってもOKです)。

ローラーの左右に挟んである木のプレートを取り外します。

側面に小さなネジが売ってあるので、精密ドライバーで外します。


すると木のプレートが外れました。

次にローラーを裏返して、溝がちょうどハマるように取り付けられている櫛を外します。

こちらはマイナスドライバーでネジを外すだけで簡単に外れます。

次にハンドルに付いているネジを外します。

これは手で回すと簡単に外れると思います。
ハンドルも一緒に外しちゃいます。

かなりシンプルになってきました。

次に側面についている小さな歯車を外します。


ピンが錆びて折れないか心配でしたが、無事に外すことが出来ました。

それにしても錆がすごい!

次に反対側の歯車も外します。
歯車の中心がピンが入っているのですが、

歯車を少しスライドさせると、

このように出てくるので、ペンチで引き抜けばOKです。

これで歯車を軸棒から外すことが出来ます。

もう1つも同じ要領で外します。

途中歯車やピン、軸棒が錆びて、動かなくなってしまっている場合は、無理やり動かさずに、KURE5-56をスプレーして、10分くらいそのままにしておきましょう。

びっくりするほど効果抜群です!
これで軸棒に付いているのは溝ありローラーだけになりました。

これで簡単に抜けるか?
と思ったらまだ抜けません。
よくよく見ると

こんなところに先程と同じ固定用のピンが隠れていました。

隙間がタイトでペンチが入らなかったので、フライヤーを使って外しました。
錆がひどい場合、このピンがなかなか顔を出してくれない場合も多いのですが、その場合は軸棒を金づちで軽く叩いて上げましょう(あくまで軽くです)。
この2本のピンを取ることができれば、全てバラバラにできちゃいます。

バラバラー。

では、続いて軸なしローラー側です。
まずはローラー上部についているネジをマイナスドライバーで外します。

上の部分だけ外れます。

汚れてはいますが、ローラーはまだまだキレイ!

先ほどと同じようにローラー左右についている木のプレートを外します。


外れました。

大きい歯車の真ん中についているピンを外して、

大きい歯車を取り外します。

大きい歯車を外したところの軸棒を少しズラすと、ピンがヒョッコリと顔を出しますので、これを抜きます。

ここでローラーの裏側(下側)についているカバーを外しておきましょう。

ネジを外せばすぐに外れます。

次に、大きい歯車とは反対側に付いている2つの小さい歯車を外します。

これは、溝ありローラーの時と同じく、歯車の真ん中にピンが隠れているので
KURE5-56をスプレーしてから、軸棒をスライドさせます。
顔を出したピンをペンチで取り外し。

さらに、溝なしローラーに隠れているピンを外すと


ローラーと軸棒がバラバラに。

最後にローラー横についているネジと

バネで固定されている部品を外すと、

これでようやくすべてがバラバラに。
バラバラバラバラー。

組み立てるときにわからなくなったら困るので、外した部品ごとのグループでまとめて、写真を撮っておきました。
(よっぽど丁寧に1つずつ洗浄しない限りは)洗浄するときにごちゃまぜになってしまいますが、ここで一度撮影しておくと、後から振り返ることができます。
さて、おそらくレストラする人にしか役に立たないかなりマニアックな内容でしたが、長くなってきましたので今回はここまでにさせてください。
次回はレストアの後半編として、洗浄方法と組み立て方法について詳しくご説明します!
おしまい
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