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山梨では常識!レトロな製麺機をレストアしてうどん作り④(おましうどん作り編)

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こんにちは!

最近、インターネットで山梨県の「住みここちランキング」、「住みたい街ランキング」の記事を発見。
(最近のスマホは賢くて、私がよく検索するワードを覚えていて、オススメの記事をピックアップしてくれるんですよね。)
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関東に住んでいると、リクルートのSUUMOがやっている住みたい街ランキングで横浜や吉祥寺が上位なんて話をよく聞くかもしれませんが、そっちは「駅&自治体」を選択する形式。
それに対してこの調査は、大東建託が約2,500人を対象にインターネット調査を行ったもので、「自治体」を選択する形式。

詳しくはこちら。
www.eheya.net/sumicoco/ranking/yamanashi/sumicoco_area.html

まずは、「住みここちランキング」ですが、これは対象者が今住んでいる自治体について採点を行い、それを集計してランキングしたもの。

結果は…
1位:昭和町、2位:甲斐市、3位:富士河口湖町
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結果の詳細を見ると、生活利便性や交通利便性、行政サービスなどの評点が高く、便利な生活が出来る自治体が上位にランクイン。
「便利さ」という観点から見ると、なかなか大月市が上位にランクインするのは難しいか…
(といいつつも、インターネット通販もある今の世の中で、大月市にいて不便だと感じたことはないですが)。

そもそものアンケートが「住みここち」を自治体の利便性寄りで測定していたのでこんな順位でしたが、純粋な満足度ベースならもっと違う結果になっていたかも。

続いて、「住みたい街ランキング」

結果は…
1位:甲府市、2位:昭和町、3位:北杜市
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これも「住みここちランキング」と同様、利便性重視か…
と思って結果をよくよく見ると。

まさかの1位でも得票数1.6%(回答数886名のうち14票獲得)。
では、どこに票が入っているかと言うと、「特にない」58.0%と「今住んでいる街」15.7%が合わせて約74%。

この得票率でランキングにする意味があるのかわからないですが、見方を変えれば、山梨県の方々は現状住んでいるの場所の満足度が高いということかも。

※ちなみに、SUUMOの調査は、住みたい街の上位3つを選択する形で、「特にない」や「今住んでいる街」などの選択肢は用意されていません。

ウェブ記事の特にランキングものは、あまり詳細を見ずにランキングを鵜呑みにするしてしまうことが多いのですが、アンケート調査は調査対象やアンケート項目など、調査の仕方によって、結果が大きく変わる可能性があることを改めて自分に言い聞かせました。

さて、今回は4回にわたってご紹介してきた製麺機のレストアの最終回。

ヤフオクで落札したボロボロ・サビサビの製麺機を、分解して、洗浄して、組み立て直すことで、ピッカピカに生まれ変わりました!
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○目次(前回からの続き)
1.分解する(2時間)
2.洗浄する・乾燥する(8時間)→ドライヤーで乾燥させれば約2時間
3.組み立てる(0.5時間)
4.うどんを作ってみる(1時間)

うどんを作り始める前に…
山梨県の名物といえばかぼちゃの入った「ほうとう」を思い浮かべる人が多いかと思いますが、小麦粉を使った麺・団子料理は結構たくさんあります。

山梨県が県内で受け継がれる郷土料理のうち、次世代への継承に取り組んでいくものとして選定した「特選やまなしの食(47品目)」を見ても、「ほうとう」はもちろん「おざら」、「おつけだんご」、「みみ」、「吉田のうどん」の5品目が選定されています。
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※「やまなしの食」の詳細は、以下のリンクを御覧ください(山梨県のホームページ)。
www.pref.yamanashi.jp/shokuhin-st/shokuiku/yamanashinoshoku_tokusen47.html

どれも練った小麦粉の形状(麺・団子等)や、一緒に食べる具材、出汁(味噌・醤油ベース等)は違えど、小麦粉を練って野菜と一緒に煮るという意味では親しい親戚のようなものです。

さて、今回製麺機のレストアをSNSで投稿したところ、「やまなしの食」にも入っていない新たな麺料理「おましうどん」について、情報をいただきました。

教えていただいた情報によると、「おましうどん」には、以下の特徴があります。
・大月市や上野原市を中心に伝統料理として食べられていたうどんの一種。
・今回レストアしたレトロ製麺機で作るのが一般的。
・干し椎茸&醤油ベースのつゆ。
・具材は、人参、干し椎茸、油揚げなど。
・お祝いや仏事の締めといえばこれ!

ということで、レストアしたレトロ製麺機を使って、大月市の伝統料理である「おましうどん」を作ることにします。
ともに山梨県街出身のパンダ夫婦は、もちろんおましうどんを食べたことはないので、いただいた情報を元に一部妄想で作ることをご容赦ください(笑)。

それでは、うどん作りを始めます!

◯目次
1.材料
2.麺の作り方
3.つゆの作り方
4.具材の作り方
5.完成&実食
6.おましうどんを食べに行きました(猿橋の「和(なごみ)」さん)



1.材料

まずは、材料するのはこちら。
約2人前の分量です。

(麺)
・中力粉…200g
・塩…7.5g
・水…100cc
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(つゆ)
・水
・醤油
・みりん
・塩
・めんつゆ
・かつおぶし

※すいません、今回はすべて目分量で作りました。
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(具材)
・干し椎茸…5〜6個(今回はサイズが小さかったので多めに使いました)
・油揚げ…2枚
・人参…1/2個
・鶏肉…100g
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2.麺の作り方


まずは、麺から作っていきます。

まずは、塩を水に溶かして食塩水の状態にしておきます。
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ボールに中力粉を入れ、少しずつ食塩水を加えながら混ぜていきます。

最初はボロボロ崩れていましたが、
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混ぜていくうちにひとまとまりになります。
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最初は難しいですが、天気や季節によって微妙に柔らかさが変わってくるので、捏ねながら粉や水の量を調整してください。
キレイにまとまったら,ここで約30分生地を休ませます。
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30分経過…

破れても良いように袋を二重にして、
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足で踏みます!
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踏むと生地が薄くなるので、
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それを畳んで、
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また、踏む。
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これを20回くらい繰り返します。

足腰が疲れて、もうこれ以上踏めない!
という、気分になったら再びビニール袋に入れて、30分以上休ませましょう。
(冷蔵庫で一晩置いても大丈夫です)。

さて、ではいよいよ製麺します。

まずは、生地を2つに分けます。
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そして、溝のない奥のローラーで麺を伸ばします。
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キレイに延ばすコツは1回で薄くしようとせず、2,3回に分けて少しずつ薄くすること。
(製麺機後方のネジを締めたり、緩めたりすることで、延ばす厚さを調整できます。
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1回ローラーにかけた後。
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2回ローラーにかけた後。
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良い感じに生地が薄くなりました。

この生地をどのくらいの厚さにするかによって、食感が少し変わりますが、食味にはあまり影響がないので、製麺機を使う中で少しずつ薄さを変えながら、自分の好みの厚さを見つけるのが良いかなと思います。

では、いよいよ、麺をカットします。

生地をセットしたら、ハンドルをずらして、溝なしローラー➔溝ありローラーが回るようにします。
こんな感じで生地がドンドン麺になっていきます!
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※製麺しているときの動画です。
この歯車が回る音がなんとも言えない良い雰囲気を醸し出してくれていますね。



あっという間に麺が出来ました。
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この分量なら、生地を延ばして麺にするのは5分くらいあれば、あっという間に出来てしまいます!
(製麺機がないときに、めっちゃ時間をかけて、麺棒で延ばして、包丁でカットしていたあの時間はなんだったんだ…)


今回は、製麺して、すぐに茹でるので打ち粉も不要です。
昔、売っている生麺は、なんでこんなに小麦粉まみれなんだって思ったことがあるんですが、麺同士がくっつかないような工夫ですね。

茹でるのは、山暮らしでの必須アイテム羽釜です。
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麺の厚さにもよりますが、5分ほど茹でれば中まで火が通るので(一本味見してみるのがgood)、
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ザルにあげて、一度水で麺を締めます。
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これで、麺は完成です!

3.つゆの作り方
次に、つゆを作ります。

1-2時間ほど水で戻しておいた乾燥しいたけを火にかけます。
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煮立って、十分にしいたけが柔らかくなったら、しいたけだけ取り出しておきます。
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ここに、醤油、みりん、塩、めんつゆ
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そして、かつおぶしを適量入れて、
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沸騰したら、火を止めて少し置いておきます。
(本来、かつおぶしはここで取り除いたほうが良いと思いますが、ふりかけ用のものしかなく取り出せなかったのでそのままにしました。)
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関東のつゆよりは薄めの色になりました。
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4.具材の作り方

さて、次は具材の準備をします。

先程とりだしたしいたけや鶏肉、人参、その他の具材をカット。
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鍋で炒めます。
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具材に軽く火が通ったら、みりん、めんつゆ、水を入れます。
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さらにうすあげも追加。
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このまま5分ほど煮込むと、具材が良い感じにクタクタになります。
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これで、麺、つゆ、具材が完成しました。

5.完成&実食
では、最後に盛り付けをします。

まずは、水で締めた麺を器へ入れます。
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見てください、このつや!
これは絶対美味しいやつですね。

これに先程作った具材を乗せます。
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これだけでも十分美味しそう…

最後に熱々のつゆをかけたら、おましうどんの完成でーす!
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うーん、自画自賛ですが美味しそう。

少し麺をすくい上げてみると…
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さらに、うまそー!
うどん屋の見本品みたい(褒めてるのかな、これ)。



乾燥シイタケなどの植物性、カツオや鶏肉など動物性の旨味が凝縮されていて、本当に美味しいですლ(´ڡ`ლ)
シンプルなのに飽きない毎日食べられる味で、大月市の方が推す理由がよくわかる!

聞いた情報だけで作った妄想料理ながら、とっても満足なおましうどんが完成しました。

6.おましうどんを食べに行く
そんなこんなで、妄想で作ったおましうどんで満足していたパンダ夫婦ですが、「大月市内でおましうどんを出している食堂がある」という情報をTwitterで教えていただき、本物のおましうどんを食べたくて、行ってみることにしました。

お店の名前は、「和」と書いて「なごみ」。
場所は、猿橋駅の駅前にあります。

※余談ですが、猿橋とは大月市内の観光名所の1つで、橋脚がない、変わった構造の橋です。
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その姿から、たくさんの猿が繋がり合って川の対岸に渡ったのを参考に、猿が肩車して繋がっているようなこの構造が生まれたとも。
猿がつく名前の通り、「大月桃太郎伝説」の舞台の1つでもあります。

話が逸れましたが、早速やってまいりました「和(なごみ)」さん。
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10席ほどの小さな店内ですが、ランチ時は地元のお客さんや登山客などで繁盛していました。

※和(なごみ)さんの詳細は以下の通り。
tabelog.com/yamanashi/A1905/A190501/19011468/

ランチメニューは、肉、魚など日替わりの定食やおましうどんなど約5品。
どれも1つあたり750円(パンダ夫婦訪問時)とリーズナブル。

パンダ夫婦は、ハムカツ定食と、おましうどんを注文。

まず、最初に前菜盛り合わせが出きました。
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お漬物、水菜と薄揚げの煮物、スナップエンドウとカリフラワーのおひたし。
ここで使っている食材はほとんど店の女将さんが育てた自家製野菜とのこと。

どれも優しい味付けでとっても美味しかった!

そうこうしていると定食&うどんが出てきました。

まずはハムカツ定食。
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肉厚のハムがサックリ揚がっていてとっても美味しい!
女将さんの話によると、ハムもパン粉も相当こだわったものを使っているそうです。

そして、お目当てのおましうどん。
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パンダ夫婦の妄想おましうどんでも使用した椎茸、人参の他、わかめ、ネギ、ほうれん草、ごぼうなど具だくさん!

まずはつゆから飲んでみると…
昆布だしベースのとっても美味しいつゆです!

具材もそれぞれ別で味付けされたものが乗っているのであ、味が染みて美味しかったです。

なるほど!
これがおましうどんか。

和の女将さん、とっても気さくな方で、料理を待っている間や食べながら大月市の色んなお話(大槻桃太郎伝説やじゅん庵さんがポツンと一軒家に出た話などなど】を聞かせてもらいました!

おましうどんについても、以下のことを教えていただきました。
・おましうどんは、大晦日によく食べられていたうどんで、うどんにおせち料理のおかずを具材としてうどんに増すことから「お増し」と名付けられていたそう。
・おせち料理のおかずなので、きんぴらやお煮しめなどを増すことが多いそう。
・つゆも昆布ベース、椎茸ベース、山梨の隠れたつゆ「ビミサン」を使ったものなど、各家庭によって様々。

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なるほど!
元々、うどん用に作られていたものではなく、他のおかずとして作られたものを乗せているから、それぞれ味が染みて美味しいんですね。

和さんのおましうどんを食べさせていただいて、パンダ夫婦が作った妄想おましうどんも結構良い線行っていることが判明。
今回、SNS等で山梨の色んな方におましうどんに関する情報をいただくことで、美味しいおましうどんを完成させることが出来ました。

インターネットで調べてもほとんど出てこない、このままだとなくなってしまいかねない「おましうどん」という文化。
今回レストアしたレトロ製麺機と一緒にいつまでも継承される山梨・大月の名物・文化に出来るよう、「大月の地場のものを使った」、「今の人たちにも好かれる」、「かといって、伝統の味を壊さない」新たなレシピの開発を進めたいと思います(と言っても勝手に作ってこのブログで勝手に紹介するだけですが(笑))。

和のおましうどんを食べて、改良を加えたパンダ夫婦のおましうどんのレシピは、「パンダ夫婦が勝手に考えた大月市のB級グルメ」というコーナーで今後紹介したいと思います。

おしまい

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プロフィール

パンダ夫婦

Author:パンダ夫婦
30代パンダ夫婦です!

夫は大阪、妻は北海道出身。
普段は東京で銀行員。
出会ってから、札幌→長崎→東京と転勤。

2018年に160万円で山梨県大月市に古家を購入し、東京と山梨のデュアルライフを開始。
古家を修理し、ピザ釜・囲炉裏・ツリーハウス・川床をDIY!

最近は、山梨県内での狩猟や古民家探しなどをしながら、週の半分以上山梨でテレワーク・ワーケーションもしています!

みなさんから色々とご意見・コメントをいただき、他のデュアラー・移住者の方とつながっていければ嬉しいです!

SNSは、Instagram、Twitterを使っています。
 Instagram: 『pandafufu4』で検索
 Twitter: 夫『パンダ夫婦@デュアルライフ』、妻『ゆかり|東京*山梨デュアルライフ』で検索

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