DIYでコストの大幅ダウンを実現!簡単なテントサウナの作り方
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- 2021/08/16
- 17:50
こんにちは!
前回の記事更新から、かなり時間が空いてしまいました。
なにせ今年は梅雨明けが早く、気づけば7月上旬にはもう夏。
山梨の短い夏を楽しむべく、川床でのランチや、ヤマメ・ニジマスの飼育、竹取り・竹を使ったDIY、ジップラインのDIY、井戸掘りなど、新たなことにチャレンジしているとブログが後回しに…
(新しいチャレンジの詳細は、ブログでも少しずつご紹介していきます)。
今回は、そんな新しいチャレンジの中でもテントサウナDIYについてご紹介します!
実は今、世の中は空前のテントサウナブーム!

元々、若者の間で人気が高りつつあったサウナに、コロナ禍でのアウトドアブームも加わって、2020〜2021年だけでも「テントサウナ」という言葉を聞く機会が随分と増えました!
パンダ夫婦の家がある山梨県でも、「やまなし自然サウナととのいプロジェクト」を立ち上げ、アウトドアサウナ活動の活性化や聖地化に向けたPRに力を入れています。

※写真は、山梨県のホームページから引用しました。
そこまでみんなを熱狂させるテントサウナ。
聖地化を目指す山梨県内に家を持ち、さらにはテントサウナで欠かせない水(川や湖など)が家のすぐ横にある我が家で「しない」という選択肢はありません!

ということで、テントサウナを新たに設置することを決めたパンダ♂ですが、実は…
サウナにはほとんど入ったことがありません…入っても暑くてすぐに逃げ出してくる始末…
こんなパンダ♂なのでテントサウナの設置をパンダ♀に相談すると、
「そもそもサウナ好きだっけ?」「テントサウナって高いんじゃないの?」
という、至極真っ当な質問攻めに…
そうなんです。
テントサウナについて、色々調べてわかったのですが、テントサウナは結構高い!

作っているメーカーが多くなく、また中で火を使うので耐熱性に優れたシートを使っていることが要因なのですが、安くても10万円オーバー(しかもこれはテントだけのお値段なので、サウナを温める薪ストーブなどはさらに買う必要があります)…
現状、サウナにあまり興味がないパンダ夫婦にとって、使い続けるかわからないテントサウナに対する投資としては、これは結構高いハードル!
ということで、早速テントサウナを安く設置できないか?を検討します。
実はテントサウナの仕組みはとても簡単で、テントという密閉空間の中で薪ストーブなどを炊くことで、温度を60〜100度程度まで上げてサウナにします。
なので、作るのは簡単なのですが、DIYで特に問題になりそうなのが、①テントシートの耐熱性と②煙突の穴をどうするかです。
今回は、色々調べていく中で、これらの問題もなんとかクリア出来そうなので、DIYにチャレンジしたいと思います!
結果的に、総額3万円以下と既製品を購入するのと比べるとかなり安く仕上がり、初めてテントサウナを検討する方には始めやすいものになりましたが、既製品と比べると火事などのリスクは高いと思いますので、もし同様の方法でDIYされる場合は、十分に気をつけていただいた上で自己責任でお楽しみください!
○目次
1.準備するもの
2.テントを作る
3.窓を作る
4.メガネ石を作る
5.いざテントサウナ初体験
1.準備するもの
タープ(2.4m×2.4m×2.6m) 約6,000円×1
ブルーシート(ホワイト 1.8m×2.7m) 約500円×4
マジックテープ(幅2.5cm×長さ25m) 約1,000円×1
ビニールシート(厚さ0.25mm 1.2m×1.6m) 約2,000円×1
薪ストーブ(ホンマ製作所クッキングストーブ) 約9,000円×1
煙突(φ100mm×1m) 約1,000円×1
セラカバーS 約4,500円×1
一酸化炭素計 約1,000円×1
温度計 約1,500円×1
2×4材、耐火モルタル 自宅にあった余り

合計で約27,000円です。
上でも書いたとおり、市販のテントサウナを購入するのと比べると1/3以下の安さです。
材料を揃えるときに意識したのが、①
今回テントシートに使用したブルーシートは耐熱温度が約70度でしたので、サウナ内の温度は70度を超えないように気をつける必要があります。
2.テントを作る
ではまず、タープとブルーシートを使ってサウナテントを作ります。
テントサウナは、以前から「森の映画館」や「森のオフィス」として、利用しているウッドデッキの上に設営します。

まずはタープの骨組みを組み立てます。
二人で引っ張ると骨組みは簡単に組み立てられます。

骨組みに屋根部分のシートを張ります。

屋根部分のシートの4辺にマジックテープを貼ります。

このマジックテープは、裏側が強力なシールになっているので、紙を剥がすだけで簡単に貼ることができます。

ブルーシートを袋から出して広げて、

ブルーシートにもマジックテープ(屋根のシートに貼ったテープとくっつく方)を貼ります。

マジックテープが貼れたら、屋根部分のマジックテープにくっつけてみましょう。

端に揃えてくっつけると、反対側が少し余りますが、

余った部分は、隣のシートに重ねて、マジックテープで止めてしまいます。

こんな感じです。

同じ要領で、屋根シートの4辺すべてにブルーシートをくっつけると、あっという間にテントサウナが出来上がりです!


下はウッドデッキのままで特にシートなどは張っていませんが、空気は上から暖まっていくはずなので、一旦このままにします。
(ブルーシートの耐熱性からも温度は70℃以下に抑える必要があり、使い始めてみるとシートはなくて良かったです)。

ブルーシートの下に少し隙間ができていますが、とりあえずこれでOK。
これでテントが組み上がりました。
3.窓を作る
テントサウナは、このままでも十分使えるのですがせっかく川の横で景色が良いので、外の景色を見ながらサウナに入れるように、窓を作っていきます。
まずは、ビニールシートを窓のサイズにカットして、

4辺にマジックテープを貼ります。

ビニールシートと同じサイズになるように、ブルーシートにもマジックテープを貼り付け、

貼ったマジックテープに沿って、ブルーシートをカット!

ここにマジックテープでビニールシートをくっつけると、

テントサウナに大きな窓が完成しました!

目の前にはきれいな緑ときれいな川が見える絶景のテントサウナです。
外側から見ると、こんな感じです。

川は以前DIYした梯子を使った渡ります。

4.メガネ石を作る
続いて、薪ストーブの煙突をテント外に出すための、メガネ石を作ります。
通常、テントサウナではテントのシートに穴を開けて、耐燃性のシートなどでコーティングしたうえで、煙突を外に出すことがほとんどのようですが、パンダ夫婦のテントサウナは持ち運んだりすることは想定していないので、木材と耐火モルタルでメガネ石を作って、煙突を外に出したいと思います。
まずは、2×4材を使ってメガネ石の土台を作ります。

電動丸ノコで木材をカットして、

インパクトドライバーを使って、ビスで固定。

こんな形の土台ができました。

煙突はφ100mmのものを使うので、それより少し径の大きいφ106mmの煙突を短く切って、土台の真ん中に設置。

このφ106mmの穴に、φ100mmの煙突を通す予定です。

下に木の板を敷いて、耐火モルタルを流し込みます。


途中で耐火モルタルがなくなったので、普通のドライモルタルも使いました…

まぁ大丈夫でしょう!

この状態で1週間おいて、しっかり固めました。

ここで薪ストーブと接続して、サウナテントで使えるかを確認。

大丈夫そうです。
サウナテントのブルーシートをメガネ石のサイズにカットして、マジックテープを貼り、

メガネ石側に貼ったマジックテープとくっつければ、

テントサウナにメガネ石が設置されました!

メガネ石に薪ストーブの煙突を通すことで、煙がテント外に排気されます。

薪ストーブの熱がウッドデッキに直接伝わらないよう、薪ストーブの下にはコンクリート板など、熱を遮断するものを敷く必要があるので、その高さを考慮してメガネ石を作りましょう(私は、忘れて少し煙突の高さがずれてしまいました…)。
これでサウナテントが完成!
と、言いたいところですが、実は薪ストーブに火を入れて、サウナテントの試運転をした際にメガネ石やメガネ石の周りのシートの温度が高くなってしまい…

シートが溶けたり燃えたりすることはもちろんありませんでしたが、念の為煙突に断熱材を巻いた上で、メガネ石を通すことにします。
せっかく作ったメガネ石ですが、断熱材を厚みを加味して、モルタルに穴を開け直して、

追加で購入した断熱材(セラカバーS)を煙突に巻いた上で、メガネ石を通しました。

ちなみに、セラカバーSは最初に使用する際、とんでもない異臭(アンモニア臭のような)が発生しました。
セラカバーSの接着剤が分解されることによる臭いとのことで、製品には問題ないみたいですが、油断していると気分が悪くなるので、皆様もお気をつけください!
さて、これでテントサウナは無事完成しました!

5.いざテントサウナ初体験
では、いよいよテントサウナ初体験です!
元々、テントサウナに誰よりもネガティブだったパンダ♀も、InstagramでテントサウナDIYの様子を見たフォロワーさんから、「テントサウナで人生変わった!」などのポジティブなコメントをもらったことで、いつの間にか興味津津に。
ということで、夫婦ふたりで初体験です。
まずは、一酸化炭素計に電池を入れてセット。


サウナテントで、薪ストーブが不完全燃焼を起こすと、テント内に一酸化炭素が充満し、長時間その中にいると最悪死亡事故につながることもあります。
一酸化炭素計は、室内の一酸化炭素濃度が一定以上になると、アラーム音で知らせてくれるので、テントサウナを作る場合は必ず設置しましょう。
次に、薪ストーブに木材を入れて火をつけます。

煙突からモクモクと煙が出てきました。

新品の薪ストーブ&煙突ということもあって、火付きが良く何もしなくてもガンガン燃えてくれます。
薪ストーブの上には、BBQで使用する鉄のプレートを乗せて、その上に川で拾った石を置きます。

そうです!
これはロウリュウ用。
日本ではドライサウナと言われる乾燥高温(100℃程度)のサウナが一般的なのに対して、フィンランドなどでは中温多湿(70-80℃程度)が一般的。
そして、その中温多湿のサウナで欠かせないのが、このロウリュウなのです。
普通は高温にも耐えられるサウナストーンを数万円で購入して使用するのですが、敷地内の川沿いには石がゴロゴロしているので、それで代用。

15分くらいすると、室内温度が約50℃に達しました。
この時点で暑い暑い!

さらに10分ほどすると、室内温度は約60℃に。

ブルーシートの耐熱温度が70℃なので、これ以上温度を上げないためにも、ロウリュウをやってみます。
川で水を汲んで、熱々に熱した石にかけます。
石に触れて蒸発した水蒸気がテントサウナ内いっぱいに広がります!
温度は多少下がってしまいますが、湿度が上がることで不快指数は急上昇。
う”ー息苦しい!
たまらず、自家製梅シロップのサイダー割を一口。

うまーい!
サウナテントの中で、絶景を見ながら飲む梅サイダーは最高過ぎます!
生き返った気分です(死んでたわけじゃないですけど(笑))。
さらに、サウナ後はお約束の川へザブーン!
これが、一番やりたかったこと!
あー!
テントサウナ大満足です。
若者がハマるのがわかりました!
せっかくDIYしたテントサウナなので、今後もちょいちょい使っていきたいと思います。
パンダ夫婦、本日からテントサウナーになりました!
おしまい
前回の記事更新から、かなり時間が空いてしまいました。
なにせ今年は梅雨明けが早く、気づけば7月上旬にはもう夏。
山梨の短い夏を楽しむべく、川床でのランチや、ヤマメ・ニジマスの飼育、竹取り・竹を使ったDIY、ジップラインのDIY、井戸掘りなど、新たなことにチャレンジしているとブログが後回しに…
(新しいチャレンジの詳細は、ブログでも少しずつご紹介していきます)。
今回は、そんな新しいチャレンジの中でもテントサウナDIYについてご紹介します!
実は今、世の中は空前のテントサウナブーム!

元々、若者の間で人気が高りつつあったサウナに、コロナ禍でのアウトドアブームも加わって、2020〜2021年だけでも「テントサウナ」という言葉を聞く機会が随分と増えました!
パンダ夫婦の家がある山梨県でも、「やまなし自然サウナととのいプロジェクト」を立ち上げ、アウトドアサウナ活動の活性化や聖地化に向けたPRに力を入れています。

※写真は、山梨県のホームページから引用しました。
そこまでみんなを熱狂させるテントサウナ。
聖地化を目指す山梨県内に家を持ち、さらにはテントサウナで欠かせない水(川や湖など)が家のすぐ横にある我が家で「しない」という選択肢はありません!

ということで、テントサウナを新たに設置することを決めたパンダ♂ですが、実は…
サウナにはほとんど入ったことがありません…入っても暑くてすぐに逃げ出してくる始末…
こんなパンダ♂なのでテントサウナの設置をパンダ♀に相談すると、
「そもそもサウナ好きだっけ?」「テントサウナって高いんじゃないの?」
という、至極真っ当な質問攻めに…
そうなんです。
テントサウナについて、色々調べてわかったのですが、テントサウナは結構高い!

作っているメーカーが多くなく、また中で火を使うので耐熱性に優れたシートを使っていることが要因なのですが、安くても10万円オーバー(しかもこれはテントだけのお値段なので、サウナを温める薪ストーブなどはさらに買う必要があります)…
現状、サウナにあまり興味がないパンダ夫婦にとって、使い続けるかわからないテントサウナに対する投資としては、これは結構高いハードル!
ということで、早速テントサウナを安く設置できないか?を検討します。
実はテントサウナの仕組みはとても簡単で、テントという密閉空間の中で薪ストーブなどを炊くことで、温度を60〜100度程度まで上げてサウナにします。
なので、作るのは簡単なのですが、DIYで特に問題になりそうなのが、①テントシートの耐熱性と②煙突の穴をどうするかです。
今回は、色々調べていく中で、これらの問題もなんとかクリア出来そうなので、DIYにチャレンジしたいと思います!
結果的に、総額3万円以下と既製品を購入するのと比べるとかなり安く仕上がり、初めてテントサウナを検討する方には始めやすいものになりましたが、既製品と比べると火事などのリスクは高いと思いますので、もし同様の方法でDIYされる場合は、十分に気をつけていただいた上で自己責任でお楽しみください!
○目次
1.準備するもの
2.テントを作る
3.窓を作る
4.メガネ石を作る
5.いざテントサウナ初体験
1.準備するもの
タープ(2.4m×2.4m×2.6m) 約6,000円×1
ブルーシート(ホワイト 1.8m×2.7m) 約500円×4
マジックテープ(幅2.5cm×長さ25m) 約1,000円×1
ビニールシート(厚さ0.25mm 1.2m×1.6m) 約2,000円×1
薪ストーブ(ホンマ製作所クッキングストーブ) 約9,000円×1
煙突(φ100mm×1m) 約1,000円×1
セラカバーS 約4,500円×1
一酸化炭素計 約1,000円×1
温度計 約1,500円×1
2×4材、耐火モルタル 自宅にあった余り

合計で約27,000円です。
上でも書いたとおり、市販のテントサウナを購入するのと比べると1/3以下の安さです。
材料を揃えるときに意識したのが、①
今回テントシートに使用したブルーシートは耐熱温度が約70度でしたので、サウナ内の温度は70度を超えないように気をつける必要があります。
2.テントを作る
ではまず、タープとブルーシートを使ってサウナテントを作ります。
テントサウナは、以前から「森の映画館」や「森のオフィス」として、利用しているウッドデッキの上に設営します。

まずはタープの骨組みを組み立てます。
二人で引っ張ると骨組みは簡単に組み立てられます。

骨組みに屋根部分のシートを張ります。

屋根部分のシートの4辺にマジックテープを貼ります。

このマジックテープは、裏側が強力なシールになっているので、紙を剥がすだけで簡単に貼ることができます。

ブルーシートを袋から出して広げて、

ブルーシートにもマジックテープ(屋根のシートに貼ったテープとくっつく方)を貼ります。

マジックテープが貼れたら、屋根部分のマジックテープにくっつけてみましょう。

端に揃えてくっつけると、反対側が少し余りますが、

余った部分は、隣のシートに重ねて、マジックテープで止めてしまいます。

こんな感じです。

同じ要領で、屋根シートの4辺すべてにブルーシートをくっつけると、あっという間にテントサウナが出来上がりです!


下はウッドデッキのままで特にシートなどは張っていませんが、空気は上から暖まっていくはずなので、一旦このままにします。
(ブルーシートの耐熱性からも温度は70℃以下に抑える必要があり、使い始めてみるとシートはなくて良かったです)。

ブルーシートの下に少し隙間ができていますが、とりあえずこれでOK。
これでテントが組み上がりました。
3.窓を作る
テントサウナは、このままでも十分使えるのですがせっかく川の横で景色が良いので、外の景色を見ながらサウナに入れるように、窓を作っていきます。
まずは、ビニールシートを窓のサイズにカットして、

4辺にマジックテープを貼ります。

ビニールシートと同じサイズになるように、ブルーシートにもマジックテープを貼り付け、

貼ったマジックテープに沿って、ブルーシートをカット!

ここにマジックテープでビニールシートをくっつけると、

テントサウナに大きな窓が完成しました!

目の前にはきれいな緑ときれいな川が見える絶景のテントサウナです。
外側から見ると、こんな感じです。

川は以前DIYした梯子を使った渡ります。

4.メガネ石を作る
続いて、薪ストーブの煙突をテント外に出すための、メガネ石を作ります。
通常、テントサウナではテントのシートに穴を開けて、耐燃性のシートなどでコーティングしたうえで、煙突を外に出すことがほとんどのようですが、パンダ夫婦のテントサウナは持ち運んだりすることは想定していないので、木材と耐火モルタルでメガネ石を作って、煙突を外に出したいと思います。
まずは、2×4材を使ってメガネ石の土台を作ります。

電動丸ノコで木材をカットして、

インパクトドライバーを使って、ビスで固定。

こんな形の土台ができました。

煙突はφ100mmのものを使うので、それより少し径の大きいφ106mmの煙突を短く切って、土台の真ん中に設置。

このφ106mmの穴に、φ100mmの煙突を通す予定です。

下に木の板を敷いて、耐火モルタルを流し込みます。


途中で耐火モルタルがなくなったので、普通のドライモルタルも使いました…

まぁ大丈夫でしょう!

この状態で1週間おいて、しっかり固めました。

ここで薪ストーブと接続して、サウナテントで使えるかを確認。

大丈夫そうです。
サウナテントのブルーシートをメガネ石のサイズにカットして、マジックテープを貼り、

メガネ石側に貼ったマジックテープとくっつければ、

テントサウナにメガネ石が設置されました!

メガネ石に薪ストーブの煙突を通すことで、煙がテント外に排気されます。

薪ストーブの熱がウッドデッキに直接伝わらないよう、薪ストーブの下にはコンクリート板など、熱を遮断するものを敷く必要があるので、その高さを考慮してメガネ石を作りましょう(私は、忘れて少し煙突の高さがずれてしまいました…)。
これでサウナテントが完成!
と、言いたいところですが、実は薪ストーブに火を入れて、サウナテントの試運転をした際にメガネ石やメガネ石の周りのシートの温度が高くなってしまい…

シートが溶けたり燃えたりすることはもちろんありませんでしたが、念の為煙突に断熱材を巻いた上で、メガネ石を通すことにします。
せっかく作ったメガネ石ですが、断熱材を厚みを加味して、モルタルに穴を開け直して、

追加で購入した断熱材(セラカバーS)を煙突に巻いた上で、メガネ石を通しました。

ちなみに、セラカバーSは最初に使用する際、とんでもない異臭(アンモニア臭のような)が発生しました。
セラカバーSの接着剤が分解されることによる臭いとのことで、製品には問題ないみたいですが、油断していると気分が悪くなるので、皆様もお気をつけください!
さて、これでテントサウナは無事完成しました!

5.いざテントサウナ初体験
では、いよいよテントサウナ初体験です!
元々、テントサウナに誰よりもネガティブだったパンダ♀も、InstagramでテントサウナDIYの様子を見たフォロワーさんから、「テントサウナで人生変わった!」などのポジティブなコメントをもらったことで、いつの間にか興味津津に。
ということで、夫婦ふたりで初体験です。
まずは、一酸化炭素計に電池を入れてセット。


サウナテントで、薪ストーブが不完全燃焼を起こすと、テント内に一酸化炭素が充満し、長時間その中にいると最悪死亡事故につながることもあります。
一酸化炭素計は、室内の一酸化炭素濃度が一定以上になると、アラーム音で知らせてくれるので、テントサウナを作る場合は必ず設置しましょう。
次に、薪ストーブに木材を入れて火をつけます。

煙突からモクモクと煙が出てきました。

新品の薪ストーブ&煙突ということもあって、火付きが良く何もしなくてもガンガン燃えてくれます。
薪ストーブの上には、BBQで使用する鉄のプレートを乗せて、その上に川で拾った石を置きます。

そうです!
これはロウリュウ用。
日本ではドライサウナと言われる乾燥高温(100℃程度)のサウナが一般的なのに対して、フィンランドなどでは中温多湿(70-80℃程度)が一般的。
そして、その中温多湿のサウナで欠かせないのが、このロウリュウなのです。
普通は高温にも耐えられるサウナストーンを数万円で購入して使用するのですが、敷地内の川沿いには石がゴロゴロしているので、それで代用。

15分くらいすると、室内温度が約50℃に達しました。
この時点で暑い暑い!

さらに10分ほどすると、室内温度は約60℃に。

ブルーシートの耐熱温度が70℃なので、これ以上温度を上げないためにも、ロウリュウをやってみます。
川で水を汲んで、熱々に熱した石にかけます。
石に触れて蒸発した水蒸気がテントサウナ内いっぱいに広がります!
温度は多少下がってしまいますが、湿度が上がることで不快指数は急上昇。
う”ー息苦しい!
たまらず、自家製梅シロップのサイダー割を一口。

うまーい!
サウナテントの中で、絶景を見ながら飲む梅サイダーは最高過ぎます!
生き返った気分です(死んでたわけじゃないですけど(笑))。
さらに、サウナ後はお約束の川へザブーン!
これが、一番やりたかったこと!
あー!
テントサウナ大満足です。
若者がハマるのがわかりました!
せっかくDIYしたテントサウナなので、今後もちょいちょい使っていきたいと思います。
パンダ夫婦、本日からテントサウナーになりました!
おしまい
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