こんにちは!
前回は、ずれてしまったツリーデッキを水平に調整して、矢切にアクリル板を設置するところまでご紹介しました。

大きな窓はまだ開いたままですが、これで多少の雨では雨が入ってこなくなりました。
ということで、いよいよ内装のDIYを始めようと思います。
約180cm四方の狭い空間ではありますが、最終的にはカフェのようにテーブルと椅子を用意して、ゆっくりとコーヒーを楽しめる空間にしたいので、出来る限り空間を効率的に使っていきたいと思います。
現状は、こんな感じ。

ツーバイフォー材の骨組みの外側に、合板を貼っただけです。
カフェをイメージして作るのでテーブルやイスを置きたい一方で、今後はここで宴会したり、宿泊したりもしたいなぁと思うと、簡単に今のように何もない状態に片付けられるようにしてもおきたい。
ということで考えた結果、去年の夏に活躍したツーバイフォー材を並べただけのベンチをヒントに得て、ツーバイフォー材を並べて使う着脱可能なカウンターテーブルにすることに。
同じ高さになるように骨組みを増やして、骨組みの上にツーバイフォー材を置いていきます。


これを3本並べると

おー!それっぽい感じになりました。
カウンターテーブルの窓側にはカフェのマスターであるパンダ♂が、入り口側にはお客さんに入ってもらうイメージです。
イメージが出来たところで、内装の壁も決めてしまいましょう。
壁はせっかく森の中、木の上にあるツリーハウスなんだから、家の中でも木を感じられるように木の板を貼りたい。
木の板は、ホームセンターなどで簡単に購入でき、コストも安い杉板にすることにしました。
外壁と一緒ですが、こちらは着色はせず、スギそのものの色を出していきます。

ということで、杉板に防腐防虫材を塗っていきます。


ちなみに、ホームセンターなどで売られている杉板(野地板)は、乾燥設備で乾燥されたものではなく、販売時は水分をかなり含んでいることが多いので、購入後、杉板を一枚ずつバラバラにして、雨の当たらない空気の乾燥したところで2週間~1ヵ月程度、乾燥させておくと、施工後にサイズが変わったり、板が反り返ったりするリスクが低くなります。
では、この杉板を使って壁を貼っていきましょう。
ツーバイフォー材の骨組みに釘を使って打ち込んでいきます。

実際に購入してみて思うのですが、この杉板は、板によって杉の木目や色合いがかなり違うので、出来上がりをイメージしながら貼っていくと面白いです。
骨組みだけだった小窓周辺にどんどん壁が貼られていきます。

川に面した大きな窓も同様に杉板を貼っていくと

おー!かなりいい感じに。

板が貼られていないかぎ型の隙間には、カウンターテーブル用のツーバイフォー材を設置。
反対側の壁も同じように杉板を貼っていきます。

一番壁側に杉板を貼っていないのは、ツーバイフォー材を通してカウンターテーブルの着脱を行うため。


ちなみに、カウンターテーブルを斜めに設置したマスターありのバージョンに加えて

カウンターテーブルを壁側に寄せたマスターなしのバージョンにも対応。

さて、机ができると次はイス。
当初は、キャンプなどでよく使う折り畳み式のアウトドアチェアにしようと思っていたのですが

ツリーハウスの骨組みに合わせて、カウンターテーブル設置したので、高さが合わない。
カウンターテーブルと同じようにコンパクトに収納出来て、安価で、丈夫なものを。
色々考えた結果、イスもカウンターテーブルと同様、ツーバイフォー材を使ったベンチにすることに。
しかし、ここで1つ問題が。
カウンターテーブルは家の両サイドの骨組みに上手く引っ掛けることで設置しましたが、入り口のドアがあるので、いす用のベンチは片側が引っ掛けるところがありません。
そこで。
以前ご紹介したウッドデッキの階段や、ツリーハウスを作る際に余った端材を活用して、ベンチの土台を作ることに。

ただの土台をDIYしても面白くないので、土台は靴箱&イスも兼ねさせることに。


ツーバイフォー材がそもそもかなり頑丈なので、土台は思い付きでどんどんビス固定。

端材を使ったので、色もバラバラですが、まぁこれでいいでしょう!
(いつか気に入らなくなったら、全部塗りなおそっと!)
ちなみに、靴を置く部分は、今回小さいものが大量に余った杉板を使用。
差し込んでいるだけなので、汚れたり腐ってしまったら簡単に交換も可能です。


続いては、土台と反対側の壁には骨組みがなかったところなので、新たにツーバイフォー材を置く骨組みを設置します。

ベンチは、人が座って荷重がかかるので、縦方向にも2本、骨組みを支える支柱をいれました。
他の場所と同様に杉板を貼っていけば、あっという間にベンチの完成です。

これで、カウンターテーブル&イス(ベンチ)の取付けは完了しました。
最後に、今回どんなものが出来たかおさらいです。
バージョン①:1人で使用(マスターなし)
カウンターテーブルが壁についているので、外の景色が良く見えます。
イスは靴箱を兼ねたスツールタイプ(1人用の背もたれのない腰かけ)。
1人で自然に癒される場合はこれがオススメ。
バージョン②:2人で使用(マスターなし)
バージョン①の靴箱の上に、ツーバイフォー材を3枚並べてベンチにしたもの。
ベンチは長さが150cmほどあるので、2人だとかなりゆったりくつろぐことができます。
バージョン③:1人で使用(マスターあり)
カウンターテーブルを斜めに配置することで、向かって左にマスター(パンダ♂)が入るスペースを生み出します。
マスターは壁の前に立つので、お客様が窓の外を見る視界を遮ることはありません。
イスは、バージョン①と同じスツールタイプ(写真には写っていませんが)。
バージョン④:2人で使用(マスターあり)
バージョン③の靴箱の上に、ツーバイフォー材を3枚並べてベンチにしたもの。
カウンターテーブルとベンチの角度を微妙にずらすことでお客様が窓の眺望を見やすいように工夫しています。
バージョン⑤:4人で宴会(オマケ)
カウンターテーブルを設置せず、ベンチをテーブルとして使用することで、4人での宴会も可能です。
この場合、ツーバイフォー材が3枚だと少し狭いので、4枚並べる方がベター。
5段階変化に加えて、さらに、カウンターテーブル、ベンチ、靴箱をすべて収納することで、180cm四方(約1坪)の広さで大人2人が手足を伸ばして横になることも可能です。
当初イメージしていた効率的に空間を使えるツリーハウスがどんどん具体化していって、アイデアを考えるのもとっても楽しい!

次回は、飾り棚のDIY&大きい窓に何をつけるか?
について、ご紹介したいと思います。